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題名: 李朝工芸
(別冊太陽「骨董を楽しむ24」)
発行: 平凡社 (99.4.20)
価格: \2600
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【内容紹介】
壷・扁壷、茶碗といったトジャギ(陶磁器)を中心に、民画、チョガッポ
(パッチワーク)のポジャギ(風呂敷)、バンダジ(小箪笥)などを集め、
またその入手方法についても解説する。
【感想】
博物館にあれば歴史的工芸品、値段が付いて個人に収蔵されれば骨董品。
わたくし自身は、何にせよ蒐集癖自体が薄いほうなので買おうとまでは思わ
ないけど(財力の話はさておいて)眺めるのは嫌いではない。ことに「李朝」
のあのヘタウマ芸術にはほとほと感心しますね。これが中国だったら、あん
なもの献上したらゼッタイ皇帝に首ちょんぎられてるぞ。ご存知東洋陶磁博
物館の虎の絵の壷はもとより、単なるデタラメか巨大タコとしか思えない
「草花文」!?とか、えーかげんにせーよといいたくなるが、そこに雅味俳
諧を見いだしてきた好事家の存在もまたたいしたもんだ。やっぱり骨董目
利きにはなれそうもないなー。でも、このおおらかさ、大胆さ、やっぱり李
朝芸術おそるべしですね〜。
さて本書は贋作の見抜き方とか、ソウルの骨董屋街(インサドン、チョン
アンピョン)の案内なども載っており、この道にはまりそうな方は気をつけ
ましょう。
ちなみにこのシリーズはなかなか興味深いものを揃えており、個人的には
第4巻「印篭と根付」(95.1.5)の細密蒔絵・象牙彫刻が見ていて飽きません。
ほんと、人間凝りまくるとキリがないもんだね。李朝や中国工芸との差異も、
なかなか面白いもんです。